アルコジャーノ

ミルクについて

アルコジャーノが使用している牛乳は、地元の牛乳屋さんで精製された新鮮な低温殺菌乳を使用しています。

名前の通り、殺菌に時間がかかりますので大手メーカーではもう見られなくなり、国内でも一部の酪農家のみが扱っている製法でもあります。

精製に時間がかかるため、大量生産は出来ず、日持ちもあまりよくありません。
それでも低温殺菌された牛乳にこだわるのには、それだけの理由があります。

高温殺菌をしないため、牛乳が本来持つ成分が壊れず、だから本来持つ味もそのまま残ります。
豊穣にしてまろやか、それでいてあっさりした後口は今までのそれとは明らかに違いました。
試作品一号のレシピが決まっていないジェラートでさえ、その違いは顕著でした。

また、ジェラートの本場イタリアでは、この低温殺菌された牛乳を「ラテ・フレスコ」と呼び、高温殺菌された牛乳と明確に区別されているほどです。

欧州を始め、海外では当たり前のこの製法ですが、残念ながら国内では希少なものとなってしまいました。

私たちはこの低温殺菌された牛乳をベースフレーバーに使用し、その風味に負けないよう、全ての材料にも本物を使う事にしました。

そう導いてくれたのは、アルコジャーノの地元福山で大切に育まれた、低温殺菌乳でした。

 

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